TOPソール(靴底、主に前半分)に関するQ&A革のソールの表面にゴムを貼るのと、オールソール張り替えるのとはどちらが良い?Part1
最終更新日 : 2019/07/10

革のソールの表面にゴムを貼るのと、オールソール張り替えるのとはどちらが良い?Part1

以前靴の修理をしようとした時、オールソールの交換を希望したのですが 、その店の人からソールの糸がほつれていない為ゴムを貼り付けた方が良いと言われました。オールソールの張り替えより安く、店の人もそちらを薦めるのでそうしました。履き心地はそんなに悪いとは感じてませんが、ゴムを着地面全体に張っているので通気性が悪くなり靴そのものにとってそんなによくないのかなと感じております。 私個人としてはオールソール張り替えの方が好きなのですが、こういったゴムの貼り付けの修理についてどのようにお考えでしょうか?

靴底表面にゴムを貼る修理の利点は

・早くて安くできる
・革に比べゴムは耐久性があるので、薄くてもそこそこもつ。
・雨に強く、滑りにくい。

革でオールソール張替の利点は

・革の通気性を損なわない
・減り方に偏りがあるので、それが元に戻る。
・見た目がよい

と、まあ簡単に書くとこんな感じで、それぞれの利点が、もう一方の欠点 になります。
結論を言いますと、どっちが良い悪いではなく、2通りのやり方がある、 何にプライオリティーを置くか、耐久性(手間を掛けたくない)か、履き心地か、ということです。

ただ、もしも貼るのなら早いうちが良いです。今回の場合は糸が切れてい ないとのことでしたが、大抵の場合は修理に持ってこられる頃には どこか が、切れているし、さらに貼る際に貼る面を薄く削って、ザラザラにしま す(接着が良いように)。その時に切れてしまうこともあります。当然、 切れている場合は、縫ってから貼ることも可能ですが費用も掛かります。

ゴムを張って、それが減ったらまたゴムを張り替えてを繰り返しても、ソール自体も劣化しますので、3回が限度ではないでしょうか。

それから、確かにゴムを張ってしまうと中に湿気がこもって、何足かをローテーションして乾燥をしっかりないと靴本体の寿命に影響はあると思います。