TOP奨学金について保証制度(人的保証)について
最終更新日 : 2025/08/05

保証制度(人的保証)について

人的保証制度とは、日本学生支援機構の奨学金制度において、奨学金貸与を受ける本人が、特定の条件を満たす連帯保証人と保証人を立てることで、奨学金の返還を保証する仕組みです。
主なポイントは以下の通りです。
• 保証人について:
◦ 連帯保証人は、原則として父母またはそれに代わる人です。
◦ 保証人は、原則として4親等以内の親族で、本人および連帯保証人と別生計の人です。
• 保証の役割: 奨学金貸与を受けた本人が返還を延滞した場合、連帯保証人や保証人が本人に代わって返還をする義務を負います。
◦ まず本人に督促が行われ、本人が延滞した場合は連帯保証人に請求されます。
◦ 本人・連帯保証人ともに返還が困難な場合は、保証人に請求されます。
• 必要書類: 奨学生に採用された後、連帯保証人の「印鑑登録証明書」と「収入に関する証明書」、保証人の「印鑑登録証明書」の提出が必要です。返還誓約書には実印の押印も求められます。
• 延滞時の影響: 奨学金が延滞すると、個人信用情報機関にその情報が登録され、クレジットカードの利用や住宅ローンの契約などに影響が出る可能性があります。
• 機関保証との選択: 奨学金の申し込み時に、この人的保証制度と、一定の保証料を支払うことで保証機関が連帯保証する「機関保証制度」のどちらかを選択できます。ただし、海外留学向けの奨学金では両方の保証が必要です。

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