• 返還の原則不要:原則として返還の必要がない「給付型」の奨学金です。
• 国の修学支援制度:国の修学支援制度の一つであり、給付奨学金の支給対象となる学生は、授業料や入学金の減免も合わせて申し込むことができます。授業料等の減免手続きは学校で行います。
• 支給額の決定要因:支給月額は、学校の種類と世帯の所得金額に基づく区分によって決まります。支援区分は毎年10月に見直されるため、支給額が変更されたり、支給が停止される場合もあります。
• 申込資格:
◦ 大学等に入学した日が、高校を初めて卒業した年度の翌年度末から2年を経過していない人が対象です。
◦ 外国籍の人や高卒認定試験合格者も申し込めます。
◦ 過去に給付奨学金を利用したことがある場合は、再度申し込むことはできません。
• 基準:給付奨学金を利用するためには、「学力基準」と「家計基準」の2つの基準を両方満たす必要があります。
◦ 学力基準:
▪ 1年生の場合、高校での評定平均が3.5以上であること、または十分な学習意欲が確認できることとされています。
▪ 2年生以上は学力基準が異なります。
◦ 家計基準:
▪ あなたと生計維持者の収入基準と資産基準の両方を満たしている必要があります。
▪ 給付奨学金には所得制限があり、世帯年収によって支援の割合が異なります。
▪ 支援は第1区分から第4区分に分類され、住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯、多子世帯、私立理系学部等に通う中間所得世帯が対象となります。
▪ 国が定めた額まで授業料や入学金が減免される多子世帯への支援は、あなたと生計維持者の資産額の合計が3億円未満であれば所得制限なく適用されます。
▪ 収入基準に用いる住民税は、申し込み時期によって確認される年度が異なります。
▪ 「生計維持者」とは、原則としてあなたの父と母を指します。両親がいない場合は、あなたの学費や生活費を負担している人(例:祖父母)を指します。離婚などでどちらかの親がいない場合などの生計維持者の考え方は、機構のホームページで確認できます。
• 多子世帯支援の子供の定義:多子世帯支援の対象となる「子供」とは、あなたが父または母に扶養されており、父と母が生計維持者であることが前提です。住民票上、扶養する子供の数が3人以上いる場合に支援対象となります。生計維持者が扶養している人のうち、生計維持者より年上の人や上の世代の人、および社会人などで父と母が扶養していない兄弟姉妹、また母は子供の数には含まれません。
• シミュレーション:機構のホームページにある「進学資金シミュレーター」を利用して、収入基準の目安を確認できます。
• 他奨学金との併用:給付奨学金は、無利子の第一種奨学金や有利子の第二種奨学金と同時に申し込むことができます。給付奨学金または授業料等減免と合わせて利用する場合、第一種奨学金の貸与月額が調整され、0円となる場合もあります。
詳細はJASSOの動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=I8Z4z3YJ09I
