6.5.2. 記憶 環境情報
PC内のファイルやフォルダを操作するコマンドを使用する場合、ファイルの場所(パス)、フォルダの場所(パス)を指定しますが、以下のフォルダ内のファイルやフォルダを操作する場合、「環境情報コマンド」を使用すると、個々のPC環境(ユーザー名など)を意識せずに、ファイルやフォルダの場所(パス)を指定するシナリオを作成できます。
・デスクトップ
・ドキュメント
・ダウンロード
また、「環境情報コマンド」で取得したこれらの場所(パス)を指定したコマンドを含むシナリオは、個々のPC環境に依存しなくなるため、他のPCとシナリオを共有したり、別PCでシナリオをインポートしたりする場合に書き換える必要がなくなり、便利です。
シナリオ事例では、「環境情報コマンド」を使い、デスクトップフォルダの場所を、まず、データ参照IDに記憶させます。そのデータ参照IDを使い、デスクトップにあるフォルダ[TEST]内のTEST.txtファイルを開き、取得した環境情報(フォルダのパス)を表示し、最後に、ファイルを閉じます。
「環境情報コマンド」の使い方、その後のファイルを扱うコマンド内のファイルやフォルダの場所(パス)の設定の方法を確認してください。
(ko-37)
*以下のテキストファイルを、デスクトップ\TESTフォルダ内に置いてからサンプルシナリオを実行してください。
TEST.txt
*ダウンロード後、ファイル名を、上記のファイル名としてください。
開いたTEST.txtの内容と、追記した環境情報の内容