■LccStudioによる変換操作_MapFusion編
●注意点
MapFusionの場合、再構築処理を成功させるためにはコントロールポイントデータのラベル調整が必要となります。
コントロールポイントデータのラベル調整については別項にて解説します。
●操作手順
1.LccStudioを起動
2.「今すぐ3D再建」をクリック
3.「名前」欄に「年_月_日_時分秒」の命名規則で名前を設定
ここまでは単一シーン編と同じ。
4.収集データ1欄の「+」をクリックして変換したい計測データ(例: 「default_2025-07-17-150400」とか)どれか1つをフォルダごと読み込み
5.収集データ2欄が表示されるので「+」をクリックして合成して変換したい計測データをフォルダごと読み込み
6.同じ要領で合成したい計測データをすべて読み込む
7.パラメータ欄の以下の設定を変更
再構築効率: 「遅い」に変更
グラフィックメモリ上限: 表示されている最も高い値に変更
プラットフォーム間移植: 「オフ」に変更
8.「開始」をクリック
9.「マイキャプチャ」のリストに新しくサムネイルが作成されるのでクリック
10.再構築処理を開始するか否かを問われるので「OK」をクリック
再構築処理が開始されます。
●再構築処理計算にかかる時間について
計測内容によって前後しますがMapFusionの対象となるすべての計測データのフォルダ内にあるxbinファイルの合計データ量でおおよその推測が出来ます。
xbinファイルの合計データ量1GBにつき1.2時間が目安です。例えばxbinの合計データ量が30GBある場合は36時間が目安となります。
●コントロールポイントデータのラベル調整
MapFusionでは各計測データのRTK情報、コントロールポイント情報を参照して合成が行われます。
RTK情報のみでMapFusionを行うと面倒な設定作業は不要ですが、RTK情報の計測精度次第ではMapFusionに失敗してしまうリスクがあります。
その為、計測時にコントロールポイントを計画的に生成して確実にMapFusionを成功させるデータにしておく必要があります。
コントロールポイントは以下の条件で設定しておく必要があります。
・1つの計測データにつき、必ず2個所以上コントロールポイントを作成しておく
・作成したコントロールポイントのうち、2個所以上が他の計測データで作成したコントロールポイントと近似の座標であること。
・前述の条件を満たすコントロールポイントは必ず同じラベル名(0_数値)であること。
逆に条件を満たさないコントロールポイントは異なる計測データ間であっても異なるラベル名(0_数値)にすること
・同じ計測データ内で同じラベル名(0_数値)でコントロールポイントを複数設けないこと
コントロールポイントのラベル名は計測後のデータでも後から編集出来ます。以下手順です
1.計測データフォルダ(default_年_月_日_時分秒)/project_data/control_points.csvをテキストエディタなどで開く
2.各行のスペースで区切られた値の4番目に記載されている「0_1」「0_2」...のナンバリングで記載されている個所を書き換えて保存
例えば「0_1」を書き換える場合は末尾の番号のみを変更してください。また、他の行に同じラベル名が混在しないようにしてください。
3.計測データフォルダ(default_年_月_日_時分秒)/project_data/control_points_latest.csvをテキストエディタなどで開く
4.手順2と同じ内容のラベル名になるように書き換えて保存
●LixelStudioで計測データの点群、計測経路、コントロールポイントの情報を可視化する
コントロールポイントデータのラベル調整を行う場合、実際の計測内容が把握できていないと調整は困難です。
LixelStudioを利用できるのであれば、計測データの点群、計測経路、コントロールポイントの位置関係を可視化することが可能です。
可視化することで、実際の計測内容が把握が容易になり、正しいラベル調整が可能となります。
LixelStudioのインストール方法やライセンス認証など詳細は割愛しますが、以下、手順だけ紹介します。
1.LixelStudioを起動し、任意のプロジェクトを作成する
可視化の為だけの利用なのでプロジェクト名は任意で問題ありません。
2.「FIle」メニュー内の「ImportData」をクリック
3.計測データフォルダ(default_年_月_日_時分秒)直下にあるmap.lasファイルをロード
ロードには少し時間がかかりますが、完了すると画面上に点群データが表示されます。
4.再度「ImportData」をクリック
5.ファイルを指定する画面にて、読み込むファイルの形式をpointcloud→trajectoryに変更
6.計測データフォルダ(default_年_月_日_時分秒)/project_data/poses.csvをロード
7.ImportGCP/Trajectoryのパネルが表示されるので、リストの一番左端の列の属性設定をLabel→GPSTimeに変更し、「OK」をクリック
画面上に計測時のルート情報が表示されます。
8.再度「ImportData」をクリック
9.ファイルを指定する画面にて、読み込むファイルの形式をpointcloud→trajectoryに変更
10.計測データフォルダ(default_年_月_日_時分秒)/project_data/control_points.csvをロード
11.ImportGCP/Trajectoryのパネルが表示されるので、リストの一番左端より1〜7列目までの属性設定を以下の通りに変更し、「OK」をクリック
・1列目:GPSTimeに変更
・2列目:ignoreに変更
・3列目:ignoreに変更
・4列目:labelに変更
・5列目:Xに変更
・6列目:Yに変更
・7列目:Zに変更
※8列目以降は変更しなくてOK
全てのコントロールポイントの座標がラベル名+ピンで表示されます。
12.点群、計測経路、コントロールポイントが表示されている状態をキャプチャして画像として保存
13.他の計測データも全て1〜12の手順でキャプチャ画像を保存
14.画像の内容を比較し、各計測データのコントロールポイント名を調整する
15.調整が完了したらLccStudioにてMapfusionの処理を実行して正しく合成できているか確認
