詳細なデータがあるわけではありませんので、あくまで参考程度にとどめて頂きたいのですが、３つのポイントがあります。
まず、双子が一緒に育った場合、本能的に「人と違うようにしたい」と思うようです。そのため性格が違うように醸成されていくようです。
逆に双子が生まれてすぐに離ればなれになって生活して、大人になってから再会した場合は驚くほどそっくりだったという事例もあります。
２つ目は、個性學は「その人の性格の全てではない」ということです。
心理学では９歳までの体験が性格として創られるので似ていない部分があるのは当然となります。その中で、個性學では「ここは生年月日によって確実に共通している性格」を抽出しているので「確かにある」ということになります。
雰囲気や性格で見ても全く違うように見えたとしても、丁寧に見ていくと「どう意志決定するか」「何を大切にしているか」「何を目指したいのか」などの共通点が見えてきます。
３つ目は、今の時点では「素人目」で個性を見ている段階だから「よく個性が見えていない」という理由です。例えばプロの治療家であれば、立ち姿、歩いている姿を見るだけでどこが悪いかすぐに分かります。でも素人であればさっぱりわからないですよね？
個性學も同じで３分類だけでなく、６分類、１２分類、４分類などの全てのコンテンツを学んで数多くの人を見ていくことで「個性の差」が明確に見える視点が生まれてきます。そうすれば２〜３分も観察したり、会話したりするだけで個性の違いが「見える」ようになります。