どうして乳がん検診は受けないといけないの?
30歳代から増え始め、40歳代後半で発生率が最も高くなり、60~70歳代も発生率は高いままです。そのため年齢を重ねても乳がん検診を受けましょう。乳がん検診を受けることによって、自覚症状のない早期のがんを発見することができます。
年齢別 乳がん羅患率(全国推計値 2019年)
乳がんはどれくらいかかりやすいがんなの?
女性がかかるがんの順位
1位:乳がん
2位:大腸がん
3位:肺がん
女性の9人に1人が乳がんになります。
※2019年地域がん登録全国推計による罹患データ
乳がん検診の結果の見方を知りたい。
- 異常なし(A)・・・「今回の検査の範囲では異常を認めません」という意味です。
- 軽度異常(B)といわれたら・・・「あきらかに良性と診断できる腫瘤や石灰化等があります。心配はないので、年に一回検診を受けて変化がないか様子をみていきましょう」という意味です。
- 経過観察(C)といわれたら・・・「あきらかに良性とは診断がつかないが良性の可能性が高いため、しばらく様子をみて検査をしましょう」という意味です。6か月後に再検査が必要とです。気になる症状や変化があったら早めに受診をしてください。
- 精密検査(D)といわれたら・・・ 「要精密検査」は「疑わしいところがあるため、もう少し詳しく調べてみましょう」という意味です。 「イコール悪性」ではありません。精密検査の結果、「良性」であると診断されている方が多いですが、 「要精密検査」といわれた方の10人に1人が乳がんと診断されています。 「要精密検査」といわれた場合は、早め(1か月以内)に精密検査を受けてください。
受診する際は、必ず乳腺専門医のいる医療機関に受診しましょう。
検診の結果にアルファベットが書いてあるが何を表しているの?
それぞれの所見にアルファベットが書いてある場合、以下の部位を表しています。
マンモグラフィで斜めからはさんだときの乳房
正面から見た乳房(左乳房)
※厚生連でも精密検査を行うことができます。ご希望の方はURLからホームページに移動し、ご連絡ください。
https://www.y-koseiren.jp/outpatients/seimitsu
ブレスト・アウェアネスってなに?
ブレスト・アウェアネスは、「乳房を意識する生活習慣」です。女性が乳房の状態に日頃から関心を持つことにより、乳房の変化を感じたら速やかに医師に相談をするという正しい受診行動を身につけましょう。
<厚生連公式チャンネル>ブレスト・アウェアネスって何だろう?
<健康情報>ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)を始めましょう
https://www.y-koseiren.jp/special/health/4182