コレステロールとは
コレステロールは水に溶けにくいため、血液中では水になじむようHDLやLDLなどに覆われて移動します。体内では、細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料となります。
- HDL(善玉):血管の掃除役として、体の隅々で余ったコレステロールを 回収する。基準値より低いと、冠動脈疾患(脳梗塞 など)のリスクが高まる。
- LDL(悪玉):全身の細胞にコレステロールを運ぶ。基準値より高いまま放置すると酸化してプラークの原因となり、血管を狭くする。より小さな「超悪玉(小型LDL)」は血管壁に入りやすく、動脈硬化を進めやすい。※健診ではLDL中のコレステロールをLDL-cと表記
- non-HDL(悪玉):HDL(善玉)コレステロール以外のコレステロールを 指します。LDL(悪玉)コレステロール以外の悪玉も 含まれており、基準値より高いと冠動脈疾患(脳梗 塞など)のリスクが高まる。
こんな習慣はHDL-cの低下の原因
- 暴飲暴食
- 喫煙
- 運動不足
異常値を放っておくとどうなる?
ある日突然プラークが破裂して血栓がつまることえで、命に関わる心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こします。
動脈硬化が原因になりえる心疾患や脳血管疾患の死亡割合は22.5%(およそ4人に1人)にもなります。
予防には、生活習慣の改善がカギです。