一般的に、干渉管が長いほどマイクの指向性は強くなります。しかし2017の指向性は干渉管だけではなく、グリッドのスリットサイズや位置なども併せて計算されているため、ショットガン・マイクとして十分な指向性が得られています。
一方で市場にあるショットガン・マイクには、グリルが干渉管よりもずっと長いものもあります。グリル内部には干渉管以外にアンプなどのパーツも含むことで長くなっている場合があります。つまり、必ずしも見た目の長さ=干渉管の長さではありません。
また、この価格帯のショットガン・マイクでは、両方の回転軸において音の一貫性が失われることがあり、音場が拡散して全体的に不自然な音になってしまうものもあります。拍手が四方八方から聞こえてくるようなアリーナや、カメラの上でマイクが動いているときなどは特に注意が必要です。
しかし2017は科学的なアプローチによって、マイクの性能に影響を与える約100ものパラメータ間の依存関係を突き詰め、「明瞭度」「一貫性」「耐久性」に妥協することなく、思い描いていたクオリティを実現しました。2017は極めて均一な軸外特性により、バランスの取れた自然なサウンドを得ることができます。
●2017
https://www.hibino-intersound.co.jp/dpa_microphones/7243.html