TOPDPA Microphones全般についてプリポラライズド・マイクカプセルについて教えてください
最終更新日 : 2024/05/28

プリポラライズド・マイクカプセルについて教えてください

プリポラライズド・マイクカプセルとは、コンデンサーマイクに必要なバイアス高電圧を48V ファンタム電源から生成するのではなく、カプセルのバックプレートとダイヤフラムの間に電圧を蓄積する自己電極生成方式を採用したカプセルです。

バックプレート製造時に1000V 以上の高電圧をかけ、さらにオーブンで長時間の高温エージング処理を施します。ポラライズド電圧を取り外してもバックプレートには230V 以上の電極電圧が残留し、100 年以上永続します。このエージングによりマイクは出荷後も安定した特性が持続します。またプリポラライズド方式によりバックプレートとダイヤフラムのスペースを広く確保できるため、高電圧時(SPL)のピークでも歪が発生しにくいのが特長です。

なお、マイクロホンに供給される48V ファンタム電源は、マイクロホン内のプリアンプとインピーダンス変換機を含む出力バッファーを動作させるために使用されます。