■ 勤務時間の書き方の基本
勤務時間は給与と並んで求職者が非常に重視する項目です。営業時間ではなく、実態に即した勤務時間を記載しましょう。
勤務時間は原則1日8時間までとなります。
また、6時間以上の場合には45分以上。8時間以上の場合には1時間以上の法定休憩時間が必要となります。
■ 記載にあたる注意点
【1】フレックスタイムの記載
フレックスタイム制の場合には、コアタイム(必ず勤務しなければならない時間帯)と標準労働時間(標準的な1日の労働時間)を記載する
■ 実稼働時間だけではなく拘束時間を書く
(記載例)
勤務時間9:00〜17:00(毎朝8:45から朝礼があります)
→朝礼は勤務に関する拘束時間であるため、実態に即して書いておくことが望ましい
■ 残業についても記載する
(記載例)
・残業ほぼなし!
・残業は月平均20時間程度あり
・繁忙期(1月〜3月)は月30時間程度、それ以外は月10時間程度の残業あり
→残業手当で稼ぎたい、プライベートを大切にしたい…など人によって重視するポイントは様々。面接では聞きづらいことでもあるので明示しておくと親切、かつ働くイメージが湧きやすいです。
■ 1日の流れを詳しく書く
(記載例)
9:00〜10:00 朝のメールチェック
10:00〜12:00 資料作成・午後の訪問準備
12:00〜13:00 お昼休憩
13:00〜14:00 1件目の訪問
15:00〜16:00 2件目の訪問
17:00帰社
17:00〜18:00
業務報告・翌日の準備 18:30
帰宅
→ある程度業務の流れが決まっている場合には、1日の流れを記載することで働くイメージを持ってもらいやすくなりミスマッチが減ります。
■ 休憩時間について
(記載例)
・実働6時間未満:休憩時間なしでOK
・実働6時間以上8時間未満:少なくとも45分間の休憩が必要
・実働8時間以上:少なくとも1時間の休憩が必要
→休憩時間については労働基準法第34条で定められています。
実働時間と休憩時間を記載する場合は、整合性が取れているか確認しましょう!