DJI社のドローンM300RTKに搭載可能なカメラZenmuse P1で出力されている情報から後処理キネマテッック解析ができるようになりました。
【解析するために必要なRinaxデータの入手方法】
① 手動で電子基準点の情報をダウンロードする
② 現地にGNSSを設置して観測しておく
③ 後処理VRSデータを購入する
④ PPK処理前にRinexを作成する
①から③項については計測または購入する補正データにRinexデータが含まれておりますが、④項目のデータのみで後処理キネマテッック処理を行う場合、Zenmuse P1から出力される付加情報にはRinexが出力されておりません。PPKGoはRinexのヘッダ情報を基に近傍の電子基準点を検索しこのままでは電子基準点の自動ダウンロードを行うことは出来ないため、RTKLIBと呼ばれるソフトウェアを使用してZenmuse P1の観測ファイルからRinexを作成することでPhantom4RTKと同様の手順でPPK処理が可能となります。
RTKLIBを使ってRinexファイルを作成する手順は以下のURLに動画チュートリアルをご用意しましたのでご確認願います。
Rinex作成手順(動画)
https://youtu.be/FNFyHvmMHpQ
RTKLIBの入手先
http://www.rtklib.com/