初期脱毛
内服を開始した後、一時的に抜け毛が多くなる場合があります。
これは初期脱毛と呼ばれる症状で、薬の効果で髪の毛のターンオーバーサイクルが整い始めているサインです。
服用を続けることで通常1-3ヶ月で収まります。新しい毛が生えてきますので、そのまま治療を継続してください。
めまい・動悸・頭痛・むくみなど血圧低下による症状
ミノキシジルはもともと高血圧の薬として開発されたため血管拡張作用があり内服すると少し血圧が下がります。
そのため、内服初期には下記のような症状が出ることがあります。
▪️頭痛…脳の血管を拡張するため頭痛を引き起こすことがあります。
▪️めまい…血圧が足りないため頭に血が上りにくくなり脳貧血のような状態を起こします。
▪️動悸・息切れ・不整脈…内服を始めると血圧が下がるため全身の血流動態が変化します。そのため、動悸や息切れが起こることがありますし、不整脈が起こることもあります。
▪️むくみ…手足や顔などの抹消の血管が拡張することでむくみが出る場合があります。
内服の継続によりこれらの症状はおさまってくることが多いです。
ですが、稀に症状が継続することがあります。内服を続けても症状が改善してこないような場合は内服を中止していただくか、減薬あるいは循環器内科の専門医にかかることをお勧めしております。
ただ、この副作用で重篤な問題を起こされた方は例がほぼ無いようですのでご安心ください。
多毛症
ミノキシジル内服は頭髪だけでなく血流にのって体全体に行き渡るために全身で体毛が濃くなったり増えたりします。内服を中止すると改善しますが、頭髪への効果も無くなってしまうため、気になる部分は医療脱毛などで毛根をなくしてしまうことをおすすめしております。
