TOP定期報告書の書き方全般エネルギーの計算時に0.8や1.2等の補正係数があり、使い分けがよくわからない。[ID_B-0003]
最終更新日 : 2024/04/26

エネルギーの計算時に0.8や1.2等の補正係数があり、使い分けがよくわからない。[ID_B-0003]

計算目的により、決まっています。具体例を示します。
(1)事業者の使用量が1500kL以上かどうか判定するときのエネルギー使用量を計算する場合
エネルギー使用量は、使用量(kL、GJ、千kWh等) × 熱量換算係数で計算した値をそのまま使用します。0.8又は1.2の係数は掛けません。
(2)定期報告書の特定第2表1-1のエネルギー使用量を計算する場合。
上記1項と同じ。
(3)原単位を計算する場合(特定第3表、特定第4表1及び2)
原単位計算の分子となるエネルギー使用量は、全エネルギー使用量のうち、非化石燃料分に0.8を掛けて計算します。
すなわち、(全エネルギー使用量 ー 非化石燃料使用量)+ 非化石燃料使用量 × 0.8 です。
なお、非化石燃料とは、木材やバイオガス等の化石由来ではない燃料を指し、太陽光発電は燃料ではないので含めません。
(4)エネルギーの非化石割合を計算する場合(特定第4表3-1及び3-3)
自家発太陽光や条件を満たしたオフサイトPPAなどの「重みづけ非化石」に該当するエネルギーには1.2を掛けて計算します。

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