電気事業者からの買電の使用量については、1)年間使用量と、2)月別・時間帯別の使用量の記入が必要です。
本項では1)について記載してあります。2)については、FAQ「電気事業者からの買電の定期報告書への記入方法は(月別・時間帯別の記入)」を参照してください。
(1) 電気事業者の契約メニューの設定
契約している電気事業者の契約メニューを選定してください。メニュー名はアルファベットで識別されており、例えばメニューAからメニューCまである場合は、再エネ契約であれば、メニューA又はメニューBであり、特に再エネ契約をしていない通常の契約であれば、メニューC(残差)といったように「残差」の表記があるメニューが該当します。
メニューが不明な場合は、1)自社内で契約内容を確認する、2)電気事業者のホームページで確認するか直接問い合わせる等の方法で確認してください。
(2) CO2の排出係数の設定
契約メニューがわかれば、排出係数は、環境省による下記URLの「電気事業者別排出係数一覧」で確認できます。
https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc
(3) 使用量の設定
年間合計使用量を用いてください。
なお、2024年度提出の場合に限り、「昼間買電量」と「夜間買電量」に分けた値(区分が不明は場合は全量昼間とする。)及び「うち夏期・冬期における電気需要平準化時間帯」の確認も必要です。
(4) 使用量のうちの非化石の計算
下記の式により契約メニューごとに計算してください。
電気事業者の非化石証書の使用状況=A%とします。(値は電気事業者のホームページ等参照)
非化石電気の割合% = A + (100 − A) × 0.13
使用量のうちの非化石 千kWh =使用量 千kWh × 非化石電気の割合% / 100
(5) 熱量GJ及び原油換算kLの計算
熱量GJ = 年間使用量 千kWh × 8.64 GJ/千kWh
原油換算kL = 熱量GJ × 0.0258 kL/GJ
【EEGSによる入力方法】
電気事業者買電入力画面から入力してください。電気事業者とメニューの組み合わせを選択し、使用量を入力すれば、非化石割合も含めて、熱量GJや原油換算kL等は自動計算されます。
EEGSの操作方法は下記のマニュアルを参照してください。
https://eegs.env.go.jp/eegs-portal/manual