TOPレセプト関連レセプト摘要欄を追加・編集方法について
最終更新日 : 2023/02/25

レセプト摘要欄を追加・編集方法について

レセプト摘要欄は、カルテ画面または会計画面の「外来」タブの「レセプト関係」から参照できます。
ここでは、会計画面を例に説明します。

レセプト適用欄.png

レセプト摘要欄は症状詳記とよく似ていますが、算定上のコメントや症状詳記ほど長文ではない記述に利用できます。

診療行為には算定理由など、算定にあたってコメントを記述することが求められるものがあります。
コメントを記述するのが一度きりである場合は、その診療会計がある際の会計画面から処置行為ブロックに対してコメントを書くことができますが(こちらの手順で)、受診の都度算定する処置行為である場合は、受診するたびに毎回コメントを書く必要が生じます。

レセプト摘要欄は、このような場合に役立ちます。

例えばB001 特定薬剤治療管理料1は、算定にあたって血中濃度を測定する投与薬剤をコメントする必要があります。

ここでは、タクロリムス水和物を潰瘍性大腸炎に対して投与している場合で考えてみます。

例えばB001 特定薬剤治療管理料1は、算定にあたって血中濃度を測定する投与薬剤をコメントする必要があります。

ここでは、タクロリムス水和物を潰瘍性大腸炎に対して投与している場合で考えてみます。

投与薬剤の種類のコメントは、通常であれば(レセプト適用欄ではなく、)次のように特定薬剤治療管理料1に入力します。

適用欄2.png
適用欄3.png
適用欄4.png

しかし、実際の診療の現場では特定薬剤治療管理料1は毎月の受診の都度算定することが多いため、受診の都度、コメントを入力しなければならないことになり、コメント漏れによる返戻が起こりえてしまいます。

そこで、処置行為ブロックにコメントを書くのではなく、レセプト摘要欄を追加することで、コメントの登録を一度きりにしてしまうことができます。

Untitled (3).png
  • デフォルト設定は「入院・外来」となっております。
  • 「入院・外来」「入院のみ」「外来のみ」よりコメントを表示させたいレセプト区分を選択してください。
image (23).png

このようにレセプト摘要欄を登録することで、算定に必要なコメントを初回算定時に入力すれば、次回以降は特定薬剤治療管理料を算定するだけですむようにできます。

レセプト摘要欄はレセプトに出力する期間を登録することができるので、管理料の算定を終えた場合に「+終了月を追加」ボタンから期限を登録することで、コメントとして出力されるレセプトの診療年月を制御できます。

適用欄6.png

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