1.入院元の設定に対応
- 地域包括ケア対象病棟または病室へ入院する際に「入院元」を設定できます。
- 入院登録の際に入院する病棟で「地域包括ケア病棟」を選択すると入院元の設定欄が展開されます。選択肢より該当する入院元を設定してください。
- 入院予定患者として追加する場合は、入院元の設定は任意です。未選択の状態でも追加することが可能となっています。
- 入院中に変更する場合は、入院元の設定は必須となります。入院元が選択されていない場合はエラーとなり変更ボタンが押下できませんのでご留意ください。
- 自宅または自院の病棟以外を選択した場合、入院元名称の入力欄を表示いたします。任意の内容をテキスト入力で追加していただくことが可能です。入力した内容は入院料のコスト連携時にコストカレンダー(以下コスカレ)に反映いたします。入院元の名称欄の入力は任意入力となります。
- 入院料加算の自動算定に関する詳細は地域包括ケア病棟入院料に対する入院料加算の自動算定をご確認ください。
- 選択を解除したい場合は、入力欄右側に表示される選択解除ボタンより選択肢をリセットすることが可能となっています。
- 自院の一般病棟など地域包括ケア以外の病棟から地域包括ケア対象病棟または病室に転入した場合、入院元が明確であるため入院元の設定欄は表示いたしません。
2.予定入院/緊急入院の設定
- 地域包括ケア対象病棟または病室に入院する際に「予定入院/緊急入院」を設定できるよう対応いたしました。
- 入院登録の際に入院する病棟で「地域包括ケア病棟」を選択すると予定/緊急の設定欄が展開されます。選択肢より予定入院または緊急入院を設定してください。
- 入院予定患者として追加する場合は、予定/緊急の設定は任意です。未選択の状態でも追加することが可能です。
- 入院中に変更する場合は、予定/緊急の設定は必須となります。予定/緊急が選択されていない場合はエラーとなり変更ボタンが押下できませんのでご留意ください。
- 選択を解除したい場合は、入力欄右側に表示される選択解除ボタンより選択肢をリセットすることが可能となっています。
- 設定した予定/緊急情報は「自宅等からの緊急患者の受入れ数の集計」に用います。
3.退院先の設定に対応
- 地域包括ケア対象病棟または病室より退院させる際に「退院先」を設定できるよう対応いたしました。
- 退院直前に入院していた病棟が「地域包括ケア病棟」の場合、退院登録の際に退院先の設定欄が展開されます。選択肢より該当する退院先を設定してください。
- 退院予定患者として変更する場合は、退院先の設定は任意です。未選択の状態でも変更することが可能です。
- 退院済みに変更する場合は、退院先の設定は必須となります。退院先が選択されていない場合はエラーとなり変更ボタンが押下できませんのでご留意ください。
- 設定した退院先情報は「在宅復帰率の計算」に用います。
4.地域包括ケア対象病棟または病室に入院後60日以内に、病棟・病室を変更せず地域包括ケア病棟入院料の対象外にする方法
- 地域包括ケア病棟入院料の自動算定条件を満たしている場合、入院日数に対応した入院料を自動算定いたします。
- 地域包括ケア病棟入院料の自動算定に関しては「[2023/10/20] 【入院】「地域包括ケア病棟入院料」の自動算定に対応いたしました!!」をご確認ください。
- 地域包括ケア対象病棟または病室に入院後60日以内に、「急性増悪したが転棟ができないため地域包括ケア対象病棟または病室に入院中だが対象患者から外したい」という場合は、自動判断が行えないため転棟・転室より地域包括ケア病棟入院料対象外となる移動歴の登録をお願いいたします。
- 移動歴を追加し、地域包括ケア病棟入院料の算定対象外となった日より、地域包括ケア病棟入院料ではなく病棟に対応した入院基本料を自動算定いたします。
登録例
前提条件
- 10/01~から地域包括ケア病棟に入院中であり、地域包括ケア病棟入院料算定対象の患者
- 10/11に急性増悪したが転棟できないため、転棟せず地域包括ケア病棟入院料の算定対象外にしたい
登録方法
- 「+転棟・転室」より移動歴の登録画面を展開する
2.地域包括ケア病棟入院料の算定対象外となる開始日(10/11)を転入日に設定する
3.現在入院している地域包括ケア対象病棟または病室を選択する
4.地域包括ケア欄で対象外を選択し更新する
5.10/01~10/10は地域包括ケア病棟入院料の算定対象、10/11~は地域包括ケア病棟入院料の算定対象がとなる