有意差検定とは、ある2つの値の間に統計的に意味のある差があるかどうかを判断するものです。
例えば、消費者100人にアンケートをした際、【製品A】の購入率が20%、【製品B】の購入率が10%という結果が
出たとします。この2つの製品の購入率の差(10%)は偶然生じたものか、そうでないのかの判断基準となるのが
有意差検定です。
(1) GT集計で有意差検定を行う
統計的に有意な差があるかどうか検定します。
メインメニューから「GT 集計」を選択します。※1

(2) STEP3 集計処理設定
STEP3 の集計処理設定で有意差検定にチェックを入
れます。※2
(3) 検定方法の選択
プルダウンで「選択肢間の差の検定」か「項目間の
差の検定」を選択します。※3
・「選択肢間の差の検定」
アイテムのそれぞれの選択肢間の比率を総当たりで検定します。
・「マトリクス設問 項目間の差の検定」
マトリクス設問のそれぞれの選択肢間の比率を総当たりで検定します。
(4)水準の設定
有意水準を 5%,1%のどちらかもしくは両方を設定で
きます。※4
(5)集計を実行する

■検定方法の種類
【選択肢間の差の検定】
選択肢「400 万円台」の検定結果が cGHIJK であることから、該当する番号の選択肢に対して有意な差がある。
この場合は、GHIJK が大文字であることから、「400万円台」が GHIJK よりも高いという検定結果は、99%の確率で信頼できると解釈できる。
また、c が小文字であることから、「400 万円台」が c よりも高いという検定結果は、95%の確率で信頼できると解釈できる。

【マトリクス設問 項目間の差の検定】
マトリクス設問の項目間で検定を行う場合に使用する。下表では、銀行 ATM の「使っている」の検定結果が CD であることから、該当する番号の選択肢に対して有意な差がある。
この場合は、CD が大文字であることから、銀行 ATM の「使っている」が CD よりも高いという検定結果は、99%の確率で信頼できる解釈できる。
