メールマーケティングは、よく活用されるマーケティング手法の一つですが、配信先アドレスの取得方法に関しては、注意が必要です。
基本的に、配信先アドレスからは、メール配信に対しての同意を得られている必要があります。
そのため、メール配信後に、極端にバウンス率、スパム報告率、メール解除が高い配信主に対しては、メール配信の制限がかけられる場合があります。
これは、迷惑メール判定を減らすために、必要な施策となりますので、あらかじめご了承ください。
VCTでは、世界標準規格に準じた、数値管理を行なっています。
⚫︎バウンス
ハードバウンス
電子メールアドレスの配信が、永続的にできないことを指します。
この事象が発生する一般的な理由は、下記の通りです。
-受信者のアドレスが無効である。
-電子メールのドメインが正しくない/存在しない。
-クライアントの電子メールサーバーが、メール受信を受け入れていない。
-ソフトバウンドが多すぎる。
-メッセージに、悪意のあるアクティビティ、不適切なフレーズ・画像として
報告されたことが知られているリンクが含まれています。
ソフトバウンス
バウンスの一種で、電子メールの配信が一時的に失敗したことを示します。
これらの種類のバウンスは、永続的なハードバウンスとは異なる方法で処理され、配信が再試行されます。
ソフトバウンスが発生する理由は多数あり、最も一般的な理由は下記の通りです。
-受信者の受信トレイがすでに一杯である。
-電子メールが大きすぎる。
-電子メールサーバーが、ダウンしている。
-ユーザーの受信フィルターによって拒否され、配信が永続的にできなくなる。
スコアに与える影響
ハードバウンスは、ESPでの電子メールのランキングスコアに悪影響を及ぼします。
バウンス率が5%を超えた場合、電子メール送信方法の見直しが行われるまで、
電子メール機能は、一時的に無効となります。
⚫︎スパムメール
受信者側からのスパムの苦情は、メールキャンペーンや自動化中に受け取る可能性が最も高いものです。
スパムは全体的な送信者の評価に悪影響を与え、配信における到達性を妨げます。そのため、苦情の割合が高い場合、最終的には電子メールサービスを無効になる可能性があります。
スパムの苦情とは、キャンペーンから送信された電子メールが受信者からスパムとして報告された際に送信されるレポートを指します。
スパム率
最大許容スパム率の世界標準は、0.1%、
つまり、送信する1000通のうち、1通です。
送信した電子メールがスパムとしてマークされると、悪影響が多発します。
電子メールがブラックリストに登録されている可能性があり、目的の受信者のスパムフォルダ以外の場所に届かなくなる可能性があります。
メールサービス全体をブロックし、全てのユーザーに対し、メールサービスを提供する能力を損なう可能性があります。
⚫︎メール送信の制限
VCTでは、メールの配信到達率を維持するために、送信履歴に基づきアカウントを確認し、スコアリングします。
⚫︎送信のスコアについて
全ての新規送信者は、最初は2通の電子メールの制限から始まります。
これにより、そのアカウントのバウンス率とスパム率を確認するのに十分なデータと時間が得られます。
スコアが生成されたら、より多くのメールを送信できるように許容量を延長します。
このプロセスは通常80時間以内で完了し、自動で行われます。
アカウントの審査は、許容限度額の約1%から開始されます。
許容限度額は、1,000/5,000/10,000/25,000/無制限です。
⚫︎悪い評判
スコアが低い場合、プラットフォームは一時停止時にアカウントを自動的に追加し、管理者からの承認または拒否を保留にします。悪い評価は、悪いバウンスまたはスパム率が原因で生成されます。
許容されるレートは、5%のバウンス率と0.1%のスパム率です。
上記のいずれかに該当する場合、アカウントは審査のために一時停止されます。
⚫︎リンクに関する問題
リンクが利用規約に準拠していないコンテンツに繋がっている場合は、
管理者による審査を受けます。
その他の理由は、リンク短縮サービス、複数のリダイレクトなどを使用する場合です。
⚫︎制限中の対処方法
メールキャンペーンの制限がかかった場合、審査は自動的に行われ、メールサービスは最大で約2時間以内に復旧します。
評判が悪いために残りの機能が制限されている場合は、次の質問への回答をご用意いただき当社までご連絡ください。
1.見込み客やその連絡先をどのように収集しましたか?
2.後で連絡することを許可するために、連絡先から明示的な同意を得ていますか?
3.どのような種類のメールを送信していますか?
4.どのくらいの頻度でメールを送信しますか?