TOPストア(全般)インボイス登録済みの出品者です。どのような対応が必要ですか?
最終更新日 : 2024/03/19

インボイス登録済みの出品者です。どのような対応が必要ですか?

購入者(課税事業者)様から求められた場合には、インボイス(適格請求書)の発行義務があります。
ただし、スコマドでは「媒介者交付特例」を適用される場合は、クリエイター様に代わってスコマド運営会社(株式会社luco)の名称・登録番号でインボイス(適格請求書)の発行を行います。
適用を希望される場合は以下のフォームから申請をお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDoA-E1CDK812mHk73zlfLBkHt6ihqjXM9hFhYGVBQzWkF1g/viewform

媒介者交付特例とは

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媒介者交付特例とは、スコマドのプラットフォームサービスのように出品者(クリエイター)様と購入者様の取引に媒介者(ここではスコマド)が存在している場合、媒介者が出品者様に代わり、購入者様に対してインボイスを発行することができる制度です。
本制度により発行されるインボイスには、出品者様ではなく媒介者の名称・登録番号を記載することができます。

参考
"媒介又は取次ぎを行う者である受託者が、委託者の課税資産の譲渡等について、自己の氏名又は名称及び登録番号を記載した適格請求書又は適格請求書に係る電磁的記録を、委託者に代わって、購入者に交付し、又は提供することができます(以下「媒介者交付特例」といいます。)(新消令70の12①)。 "

国税庁軽減税率・インボイス制度対応室,"消費税の仕入税額控除制度における 適格請求書等保存方式に関するQ&A "(令和5年4月改訂) 問48,
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/qa/01-08.pdf

適格請求書発行事業者の登録番号等の情報を購入者様に直接通知する場合は、本登録情報を国税庁適格請求書発行事業者公表サイトにおいて検索することにより、クリエイター様の情報が閲覧可能となるリスクがあります。

しかし本制度を適用することで、クリエイター様の登録情報を購入者様に直接通知することはありません。このため個人の特定を防止することができます。

また、課税事業者の購入者様におかれましても従来通りのインボイス同様に仕入れ税額控除が可能となります。

媒介者交付特例適用に必要な要件

1.出品者(クリエイター)様及びスコマド運営が適格請求書発行事業者であること

スコマド運営はインボイス登録済みです。媒介者交付特例の適用により以下の情報がインボイスに記載されます。
- 発行者名称: 株式会社luco
- 登録番号: T1021003008795

2.出品者(クリエイター)様がスコマド運営に適格請求書(インボイス)発行事業者の登録を受けている旨を取引前までに通知していること

「媒介者交付特例適用同意書」の締結を行なっていただくことで、本同意は完了します。

媒介者交付特例適用までの具体的な流れ

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1. 申請フォームから媒介者交付特例適用希望を申請
以下の申請フォームから申請してください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDoA-E1CDK812mHk73zlfLBkHt6ihqjXM9hFhYGVBQzWkF1g/viewform

申請の際は以下の情報を提出していただきます。
- ストアURL
- スコアカウントに登録しているメールアドレス
※メールアドレスを未登録の場合はお手数ですが、メールアドレス認証をお願いいたします。

2. 媒介者交付特例適用同意書を締結
スコマド運営より、スコアカウントに登録されているメールアドレスに対して、「媒介者交付特例適用同意書」の電子署名締結リンクをお送りいたします。
問題がなければ、同意の上締結をお願いいたします。

媒介者交付特例適用開始後のクリエイター様の必要対応

1. ご自身が適格請求書(インボイス)発行事業者でなくなった場合、その旨を速やかにスコマド運営に通知していただくこと

2. 取引についてスコマド運営が代理で発行しているインボイス書類について、クリエイター様においても、このインボイスの写しを保存すること
写しの保存に関しましては、今後クリエイター様に対してインボイスの写しとなる情報を提供する機能をリリース予定です。

媒介者交付特例適用同意書を締結いただく背景

スコマドは現状クリエイター様個人を特定可能な氏名や住所の情報は取得していないことから、他人の登録情報の記載(=「なりすまし」)された場合に関してもこれがなりすましかどうか検証することができません。
この場合、他のインボイス登録事業者の登録情報を政府公表データから取得し、なりすましを行うことで免税事業者の方でもスコマドを介してインボイスを発行することが可能となってしまいます。
このような悪用を防ぐために、インボイス登録事業者のクリエイター様の本人確認を必要としております。

なりすましの問題性.png

スコマド運営との間で締結いただく「媒介者交付特例適用同意書」により、インボイス登録情報を通知して頂くと共に、署名による同意を行なって頂くことでクリエイター様のご本人様確認を行うことができます。
また、本同意書においてスコマドが取得した個人情報は、この本人確認のみに使用し適切に管理するものとします。

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