ホテルや有料老人ホームなどでは「コンシェルジュ」という呼称の、『お客様の要望に対して、何でもして差し上げる』という意味合いの職種の人たちがいます。コンシェルジュサービスは往々にして、過剰かつ画一的になりがちです。
そして、そのようなサービス姿勢や行動は、高齢者の身体の衰えを加速させたり、高齢者の尊厳を損ったりしかねないものだと私たちは考えています。
私達は「近くにいる娘や息子」のような存在であり、気持ちを寄り添わせながら、本人の健康長寿と自尊心を本当に考えたサービスを提供したいと思っています。それは、「過剰」ではなく、必要なときに必要なだけのサービスであり、「画一的」でなく個別の状況や心理を慮りながら適切に判断した上でのサービス提供ということになります。
アテンダントは「導き」です。入居者一人一人の声を傾聴し、それぞれの方が必要とする場に導くこと。その人に適した場を結びつける、人と人を結びつける、そういう導きを行う役割を担っているのが、ライフ・アテンダントです。
