日本において、世帯数よりも住宅数の方が多くなった（需要＜供給）のは、昭和も後半になってからで、それまではずっと需要＞供給の時代が長く続いていました。そのような時代において借家は「住ませていただく」ものであり、入居時には感謝の意思表示として大家さんに金銭を渡すのが通例でした。それが礼金のルーツと言われています。
時代は変わり「令和」。国交省によれば平成30年時点で世帯数5400万に対し住宅数は6240万。空家の数は1000万戸に迫ろうかという勢いです。
このような状況下では、むしろ大家から借手に「借りてくれてありがとう」のお礼があっても良さそうなものですが、さて、この時代に「礼金」がある理由とは・・・？
一説によれば、借手が支払った礼金は、大家さんから仲介業者に払う手数料の原資になっているとかいないとか・・・。なるほど、仲介手数料ゼロのからくりが見えてきたような・・・・皆まで言わせないでください！