TOP不動産屋さんについて重要事項説明が聞き取りにくのですが?(呪文重説)
最終更新日 : 2021/09/02

重要事項説明が聞き取りにくのですが?(呪文重説)

「宅地建物の取引において、宅地建物取引業者が取引当事者に対して契約上重要な事項を説明しなければならない」と法令で定められております。しかも、原則としてこの説明は対面で口頭で行わねばならず(最近はzoomなどでもできますが、口頭で伝えなければならない点は変わりません)、書類をPDFなどで送付してサインもらっておしまいといのはNGということになっています。今の時代に・・・という感じですが、兎に角そのようになっており、宅地建物業者は宅地建物取引士をして、お客様と対面で説明をしなければなりません。もちろんその間、お客様の時間もいただかなくてはなりません。わかりきった内容も多く双方にとって苦痛な時間であることが少なくありません。
そのため、熟練度の高い宅建士によっては(お互いの苦痛を和らげるべく)、早口、いやそれを通りこして呪文のように重要事項をスペリングするスキルを習得する場合があります。重要事項で何を説明すべきか、すべてが頭の中に入っているからこそなせる熟練の技なのですが、もちろん何を言っているのかは理解不能です。時間の短縮にはなりますが、重要事項説明の本質から外れているという指摘がないわけではありません。