TOPマニュアル入社後のミスマッチの要因について
最終更新日 : 2022/08/11

入社後のミスマッチの要因について

外国人介護士を採用する際に、懸念点として挙げられるのが採用後のミスマッチについてです。

以下内容を事前に把握し体制を整えることにより、早期離職を防ぐことができます。

1.業務に対する不満
主に日本人が担う現場リーダーや記録業務、ご家族とのコミュニケーションなど日本語能力だけでなく知識や経験が必要であるからという理由で、外国人スタッフに任せず、補助的業務ばかりやらせてしまう。
その結果「補助的な業務しかできないスタッフ」とスタッフ間で上下関係を作る形となり、結果として外国人スタッフに不満が溜まっていく。

2.賃金に対する不満
多くの外国人の日本に来る理由は「お金を稼ぐ」ということ。その為一生懸命働いて稼ぎたいという気持ちが強い。
しかし勤務態度や成果を評価せず昇給や昇格もない状態が続くと不満につながる。
また外国人は横のつながりが強い為、他法人の情報交換も盛んに行っており、良い条件があれば転職していく可能性が高くなる。

3.疎外感に対する不満
スキルによって業務を分担することは問題ないが、明らかに日本人と外国人という部分だけで分けるというのは好ましくない。
また業務内容を完全に分けてしまうと、外国人スタッフは孤立してしまうため相談が出来ず双方にとって仲間意識が薄れる。
帰属意識がなくなり、離職へとつながる。

こういったことを起こさないためにも、既存スタッフへの教育も必須になってきます。