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最終更新日 : 2023/03/17

コレステロールが気になる方へ

コレステロールは主に食生活の乱れが関係しています。まずは体重の管理が最優先ですが、以下の食品は脂質代謝に直接影響します。

コレステロールと食事の関係

血中コレステロールが常に一定になるように肝臓が調整しているが、食事を摂り過ぎるとバランスが保てなくなる。

  • 食事から摂取:約2割※個人差あり
  • 体内で合成:約8割

控えたいもの

1.肉の脂身、乳製品

LDL-cを上げる飽和脂肪酸が多く含まれる。
〇ポイント

  • 肉の脂身や皮は残す、取る
  • 脂の少ない肉(豚もも、鶏むね、ささみなど)を選ぶ
  • 乳製品は低脂肪に替える
  • バターやクリームを使った菓子にも注意

2.加工食品、菓子類

LDL-cを上げ、HDL-cを下げるトランス脂肪酸が多く含まれる。
〇ポイント

  • マーガリン、ショートニングなどの加工油脂を使った加工食品(菓子パン、スナック菓子など)は控えめに

3.卵類、臓物系

コレステロールを多く含む。LDL-cが高い方は食事由来のコレステロールの影響を受けることがあるため注意が必要。
〇ポイント

  • もつ、レバーなどは控えめに
  • 魚卵や子持ち魚にも注意
  • LDL-cが高い方は、鶏卵を控える

積極的にとりたいもの

1.野菜(緑黄色野菜を含む)

緑黄色野菜はLDL-cの酸化を防ぐビタミンA、C、Eを豊富に含む。色や香り成分のポリフェノールには強い抗酸化作用がある。

  • 野菜料理を毎食2皿食べる
  • 緑黄色野菜を毎食120g取る(例:トマト1/2個=100g)

2.大豆製品

大豆たんぱく質はLDL-cを下げる働きがある。コレステロールの吸収を抑制する食物繊維も豊富。

  • 豆腐、納豆などの大豆製品を積極的に食べる

3.きのこ、海藻類、未精製の穀物

水溶性食物繊維、植物性ステロールが余分なコレステロールの吸収を抑制する。

  • きのこや海藻類を毎日食べる
  • 麦や穀物を混ぜたご飯、全粒粉パンなどを選ぶ

4.魚介類

魚油には血栓形成を抑制するDHAやEPAが豊富で、動脈硬化を予防する

  • さばやいわしなどの青背魚、さけなどを選ぶ※糖質が多いため食べ過ぎに注意

適度な運動も大切

有酸素運動とレジスタンス運動を適度に行い、日常生活の中でもこまめに動くようにしましょう。

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