❖組織の強みや育成課題を、感覚ではなく「5つの力」の分布から捉える
HDP分析マップでは、全社・部門ごとの傾向を俯瞰して把握できるだけでなく、社員一人ひとりの特徴まで掘り下げて確認できます。マップを見ることで組織に必要な育成テーマや、一人ひとりへの成長支援を考えられ、教育を多面的に検討するためのツールです。
HDP分析マップは、HDP分析の結果をもとに、組織における「5つの力」の分布を可視化する機能です。対象となるのは、次の5つの力です。
・ モチベーションマネジメント力
・ ストレスマネジメント力
・ グロースマインドセット力
・ メタ認知力
・ 創造力
❖HDP分析マップの使い方
【STEP1:組織全体の分布を俯瞰する】
縦軸に「5つの力」、横軸に10点刻みのスコア帯を表示し、それぞれのセルに該当する社員数を示します。色の濃淡と人数から、どの力のどのスコア帯に社員が多く分布しているのかを、ひと目で把握できます。
特定の力について、高いスコア帯に社員が集中しているのか、低いスコア帯に偏っているのか、幅広いスコア帯に分散しているのか。組織全体の特徴を、人数と分布から捉えられます。
【STEP2:特定のスコア帯に属する社員を確認する】
詳しく確認したいセルをクリックすると、そのスコア帯に該当する社員が抽出され、一覧で表示されます。組織全体の分布を見るだけでなく、「このスコア帯には、どの社員がいるのか」まで掘り下げて確認できます。
抽出された社員については、選択した力だけでなく、「5つの力」すべてのスコアを一覧で確認できます。ある力のスコアだけで判断せず、その人が持つ力の全体像を捉えることができます。
社員の5つの力の状態を確認することで、対話や個別の成長支援を考えるための手がかりが得られます。
【STEP3:所属単位で比較する】
Biztopiaに登録された所属情報をもとに、会社全体、本部、部、その他の所属単位へ表示を切り替え、5つの力の分布を確認できます。
全社共通の傾向と特定の組織、組織同士の傾向を比較することで、組織の強みや、今後育てていきたい力を把握できます。全社一律ではなく、それぞれの組織の状態に応じた育成施策を検討するために活用できます。
全社では大きな偏りが見られなくても、部門単位では特定の力に分布が集中している場合があります。対象組織を切り替えながら見ることで、育成テーマが検討しやすくなります。
❖HDP分析マップを人材育成に活かす
HDP分析マップは、たとえば次のような場面で活用できます。
・組織全体の育成方針を検討する
全社の分布から組織の強みや育成課題を把握し、重点的に強化するべきテーマを検討できます。
・組織ごとの育成施策を検討する
本部や部、その他の所属単位ごとの分布を比較し、それぞれの組織に応じた育成施策を検討できます。
・一人ひとりの成長支援に活かす
気になるスコア帯の社員を抽出し、5つの力の特徴を踏まえながら、個人面談やフォローアップ、育成方針の検討に活用できます。
組織全体から所属単位、一人ひとりまで、多面的な視点で人材育成を考えるための判断材料として、ぜひご活用ください。
❖補足:HDP分析とは、スコアの意味が異なります
HDP分析は、29の能力について、その人の中で何が強く、何に伸びしろがあるのかを相対的に可視化し、本人の自己理解や成長につなげるためのものです。
一方、HDP分析マップは、HDP分析の結果をもとに、「5つの力」を100点満点の共通尺度に変換し、組織や人材の状態を把握するために活用します。
同じHDP分析をもとにした機能ですが、HDP分析は「自己理解」のため、HDP分析マップは「組織分析・人材育成」のためと、目的とスコアの意味が異なります。そのため、両者のスコアを単純に比較することはできない点は注意してください。
