日本からの持ち出しが禁止されていたり、制限されたりする薬もあります。例えば、精神活動に何らかの影響を与える向精神薬は1カ月分を超えて持ち出す場合、治療に必要な薬だという証明が必要です。これらの薬を海外に持ち出したいのであれば、医師の診断書や処方箋を用意しておきましょう。向精神薬には 抗うつ薬や精神安定剤、抗てんかん薬のほか、睡眠薬も含まれます。また、飛行機への持ち込みに制限のある薬もあります。インスリンやインターフェロンといった注射剤は、英文による薬剤携行証明書の発行が必要となります。また、日本では服用できていた薬でも、国によっては持ち込むと処罰の対象となってしまう場合もあります。海外への渡航の前に、入国先の在日大使館に問い合わせて確認しておきましょう。