楽譜に記されたメロディー(主旋律)については、採譜の元となる資料によって、また採譜する人によって若干の違いが生じることはやむを得ないものと考えます。
また一般の楽譜においては、歌の一番と二番でメロディーが少し変わっているのに一番だけを採用している場合もあり得ます。
そのような制作事情がございますので、どの楽譜が正しいと一概には言えないのが実情です。
ぴーす・ぴーす の楽譜は、すべて一次ソースを元に制作しております。
一次ソースとは、ポビュラー音楽の場合はその楽曲のオリジナル録音の演奏であり、クラシック音楽の場合は初版の楽譜およびそれを元にして作譜された楽譜がそれに当たります。
(ただし、それらをすべてそのまま用いているということではなく、オカリナ演奏に合うように、またオカリナ愛好家のみなさまの一般的なセンスにも合うように適宜手を入れている場合がございます。)
ですので、ポピュラー音楽の場合はすべていわゆる耳コピで採譜し、作譜しております。
クラシック音楽の場合は一般に流通している最も信頼度が高い楽譜を元に作譜しております。
また民謡や民族音楽などの出典が明らかでない楽曲については、できるだけ複数の楽譜・音源を元にして、一曲の中でニュアンスや情感、音の流れなどに齟齬が生じないように総合的に解釈して作譜しております。