いいえ、その説明は誤りです。(少し時代遅れの考え方です)
日本では特定企業の広告宣伝として予めヒトの細菌で変換されたサプリメント原料としてウロリチンAのみが宣伝されていますが、ウロリチン自体はウロリチンAだけの話ではありません。ウロリチンはウロリチンA、ウロリチンBCと複数確認されており、例えばオーク由来のロブビットならウロリチンA,B,C,全体に変換されていきますし、オークだけでなく、ザクロ、ヤナギラン等、多くの関連植物で研究が行われています。特に2021年2022年と、世界で多くの追加研究が発表されました。
また、ウロリチンは一般名称であり、日本の特定企業だけでの物質ではございません。ウロリチン関連原料も、日本だけでなく、海外複数メーカーによって原料化されているものです。オートファジーやウロリチン関連の細菌研究はまだまだ発展途上の段階にあり、どの菌類がウロリチンにかかわっているのかはまさに世界各国の複数の研究チームにより進められています。ウロリチンに関わる腸内細菌は一種類だけでなく、現時点では複数種類のフローラが確認されています。また、これらの関連菌類は食生活で比較的に簡単に増やすことも可能であることが確認されています。2019にパブリッシュされた研究(Garcia-Mantranaら、Nutrients. )にはウロリチンmetabotype関連の研究ですが、健康なボランティアにクルミを3日間を食べるだけで、ウロリチンの生産率が有意に上がったことを発表しています。ですので、自分自身のウロリチン生産能力を増やしたいのであれば、エラジタニン類が多く含まれている食べ物(ザクロ、クルミ、イチゴ、ラズベリー、ブドウ、ナッツ類など)を毎日摂取していくことでできることがわかっています。
特定企業の特定サプリだけが良くて後はダメということはあり得ません。ウロリチンA、C、D及びサーチュイン関連研究は世界的に実施されている一般的なものです。TV番組、youtube宣伝、記事広告、特定企業の製品を誘導するような、記事を装った広告宣伝、検査商法やインタビュー広告の類にご注意ください。