TOP何をしていいか分からない方へこのタイミングで広報を行う際の心構えは?
最終更新日 : 2020/04/30

このタイミングで広報を行う際の心構えは?

平時以上に「リアルタイム広報」が望まれる

まず、この時勢の中で「どのように広報すべきか」という問いについては、社員に感染者が出た場合も想定し、自社コーポレートサイトやプレスリリースの原稿作りをしておくことが必要です。加えて、自社で施設や店舗を運営している場合は、それらの場所で感染者が出た場合も想定しておきましょう。

次に、スポーツジムや飲食店などはすぐに消毒対応をするとともに、営業状況や閉鎖の発表、社員の対応を公表するのが先決です。事例としてマクドナルド社の「店舗における感染症予防の取り組みについて」がとても参考になります。
https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/200227/
広報の姿勢としては、常に最悪のケースを考え、経営者とホットラインをつなぐのがベスト。平時以上に「リアルタイム広報」が望まれます。

過剰に情報が溢れている状況を鑑みると、自社の対応や対策と関係のない情報(予防策など)を呼びかけるのは適切ではありません。この事態において、必要な視点は「自社製品やサービスが人々の役に立つか」です。

抗ウイルスの対策製品を持つ会社であれば、情報発信は必須の対応と言え、マスクやトイレットペーパーなど紙製品を持つ会社であれば、数値や期日をいれた形でリアルな情報を適切に伝えることが必要です。すぐに役立つTwitterやマスコミの力を借りながら情報発信を行いましょう。

情報発信は自社のコーポレートサイトを先決とし、その後は一次情報としてPR TIMESのような場所で公表するのが望ましいです。常に他社の動向にアンテナを張り、大きな発表があれば、すぐにその会社の情報を見にいくこと。すぐに学んで情報を収集・蓄積をすることが重要です。刻々と変わってゆく状況の中で、自分達に出来ることを明確にしていきましょう。

参考:PR TIMES MAGAZINE 
【有識者コメントまとめ】新型コロナウイルスに対する企業の情報発信はどう対応する? 野呂 エイシロウさんコメント
https://prtimes.jp/magazine/coronavirus-crisis-management/