トレーサーを投与しても、SLNが同定できなかった場合、リンパ管が閉塞している等で、SLNまでトレーサーが流れなかった可能性が考えられます。その際は同定できなかった側は系統的リンパ節郭清を行うことを検討ください。
なお、SLNが同定できないケースが続く場合には、トレーサー局注方法が不適切な可能性があります。本会の指針やNCCNガイドラインを参考に、局注方法を見直しいただくのが望ましいと思います。子宮腟部に局注する場合には、局注部位だけでなく、局注の深さ(浅層は1-3mm、深層は1-2cm。なるべく正常組織に局注し、針が子宮傍組織に刺入されないよう注意する、静脈内投与にならないように逆血を確認する、など)もご留意ください。それでも、同定率が安定しない場合には、手技に習熟した施設・医師へ相談(項目20参照)が望ましいと思います。