下記はソメラボで「綿100% シャツ」の黒染めに対しての例です。
日光などに対しては量販店で販売可能なレベルの堅牢度(染めた色の耐久性)です。
また色落ちは「堅牢度」という指標で様々な観点からみられます。
代表的なものは、
①耐光堅牢度(一定の条件下で光を当ててどれくらい色あせるか)
②乾摩擦堅牢度(乾いた状態でこすって色がつくか)
③湿摩擦堅牢度(濡れた状態でこすって色がつくか)
④洗濯堅牢度(一定の条件下の洗濯でどれくらい色が落ちるか)
ソメラボでは染めた後も
洗浄2回→色止め→洗浄2回→濃染化処理→洗浄
をしています。
ただ念のため染め直し後、3回は別のものと洗濯するようにお願いしています。
綿100%の製品であっても縫製糸がポリエステルのことがほとんどで、それらが染まらず染料を巻き込んで後から色を吐き出すことがあるからです。
これらを完全に防ぐには高温で強いアルカリと洗浄剤などを用いて処理すればよいのですが、熱によって必要以上に製品が縮んだりゆがむため、ソメラボでは製品の様子を見ながらの後処理をしています。
濃紺で染め終えたものを「70℃」のお湯と洗剤で洗うとこの程度の色が出ることがあります。
※通常、家庭で70℃で洗うことはありませんが念のための試験結果です。