古くからの残る不動産業界の慣習で、成約の報酬として、貸主（または貸主側の仲介業者）から、借主側の仲介業者（客付け業者と言う）の個別担当者に直接報酬が支払われることを指す。
担当者は、会社からの給与のほかに、直接報酬を手にすることができ、とても嬉しい。
不動産会社の物件共有チラシには「個人バック50(%)」または「B100」などと書かれており、50は家賃半月分、100なら家賃1か月分を指し、まあまあの金額になる。
担当者は嬉しい反面、報酬欲しさに個人バック付きの物件ばかり薦められるというお客にとっては嬉しくない弊害もあるとされる。
個人バックの原資がどこから来ているかを想像すると非常に悲しい気持ちになることもまた事実である。