TOP不動産屋さんについて無いと言われた物件が他の不動産屋では「ある」と言われました(囲い込み?)
最終更新日 : 2022/08/24

無いと言われた物件が他の不動産屋では「ある」と言われました(囲い込み?)

特に売買で見られる。まだ売れていない物件を「契約が決まった」などと偽り、他業者からの客を排除することにより、自らが両手仲介をキメようとする行為。

売主が仲介業者(売主側の仲介業者を元付業者と言う)に自宅の売買仲介を依頼したとする。元付業者は法令上、不動産流通システム(REINS)に物件を掲載し、広く仲介業者(客側の仲介業者を客付業者と言う)から売主を募らなければならない。そうすることにより、競争原理が働き「早く、高く」売ることができるからである。その場合、仲介手数料は売主側から元付業者に売買価格の3%、買主側から客付業者に3%が支払われるのが通例である。

一方で、元付業者が自ら買主を見つけることもできる。この場合は両手取引が成立し、元付業者は3%+3%の合計6%を報酬としていただくことができる。

例:5000万円のマンションの場合
3%・・・150万円
6%・・・300万円

つまり、客付業者からの紹介を秘密裏に握りつぶし、元付業者が両手仲介をキメればそれだけで売上は2倍になるのである。

そして、今日も囲い込みは続く。
もちろん売主としてはたまったものではない。