そう感じたあなた。正解かもしれません。
部屋の広さを表すのに「畳(じょう・帖やJとも書きます)」という単位をよく使います。畳とはその漢字が表すように畳(たたみ)1枚の大きさを言います。6畳間であれば畳6枚分、8畳であれば畳8枚分の広さということになります。
しかし、畳1枚の大きさ、関西と関東で15%も違うという事実をご存じでしたか??
関西間(京間ともいう)の畳1枚の大きさは1.91m×0.955m=1.82㎡、対して関東間(江戸間)1.74m×0.87m=1.54㎡、さらには団地間と呼ばれる公団で使われた畳サイズにいたっては1.7m×0.85m=1.44㎡、つまり京間と江戸間では15%強、京間と団地間では21%もの面積の違いがあるのです。
東京の人が「俺の部屋8畳だぜ~、広いぜ~、うぇ~い」となっていても、関西の方から見たら「7畳ないやん、せま」となるわけです。
そして、そんなおいしい話を不動産屋が放っておくと思いますか?団地間サイズで畳数表記すれば、京間で6畳の部屋も7.26畳、ぱっと見広くなるわけですから、とりあえず「1畳=1.44㎡で計算しとけ!」となるわけです。
・・・というのも今は昔、現在では「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」というもので、「畳1枚当たりの広さは1.62平方メートル以上(各室の壁心面積を畳数で除した数値)」と定められています。したがって、それを念頭に畳数表記を確認すれば「思ってたよりせま!」という事態は避けられるでしょう。とはいえ「1.62㎡「以上」」とゆる~い基準になっていますので、実際の広さを把握したいのであれば畳数ではなく「㎡数」を確認することをおススメいたします。
ちなみにリノベ百貨店はもちろん㎡表記ですのでご安心あれ。