小手は左手から着けて、右手から外します。
剣道着・袴の着装も、左から着け、右から脱ぎます。
理由は、諸説あるようですが2つ紹介いたします。
1つは、昔から日本人は右利きの文化があり、利き腕である右腕で刀をいつでも抜くことができるよう、右腕を自由にする時間を長くするためという説です。
2つめは、平安時代の頃、戦では大将は馬上で戦うことが多く、右手で刀を持ち、左手で手綱を握り馬を操縦する左半身の姿勢であったことから、左側を守ることが優先されていたそうです。そのため鎧は左側が頑丈に作られており、着脱も左側を先に着け、右側を先に脱いでいたそうです。
このように昔から武士はすべて左手(足)から行動を起こすのがしきたりであり、籠に乗る時や風呂に入る時も左足からであったそうです。
以上です。