はい、あります。
全剣連の審判講習会の時に講師は『剣道試合・審判・運営要領の手引き』P7に記載がある下図の要素、要件を言葉とおりに説明するよう指導しております。
例えば、講師から「なぜいまのメンは旗をあげなかったのか?」と聞かれた場合に「当たっていなかったから・・・」と返答するのはNGです。
模範解答は要素、要件の言葉を正しく使い、次ように返答します。
「間合が近く、竹刀の打突部で打突部位をとらえきれていなかったため旗をあげませんでした」というように答えてください。
よく使われている言葉として「打ちが弱かった」とか「強度がなかった」がありますがこれもNGです。
「打ちが弱い」とか「強度が足りない」ではなく「強さと冴え」という言葉を使ってください。
したがいまして審判は下図の要件と要素を暗記していないと務まらないことになります。
しっかり覚えて審判に臨んでください。