TOP日本剣道形について4本目の双方の正面打ちはなぜ相手に届いていないのでしょうか?
最終更新日 : 2020/04/17

4本目の双方の正面打ちはなぜ相手に届いていないのでしょうか?

剣道形講習会の時に、ある範士の先生から聞いた回答ですが、太刀七本の中で四本目だけ「先の気位で進み…」という記載がなく「陰陽の構えにて互いに進み、後の先にて仕太刀が勝つ」と解説されています。陰陽の構えとは相手の動きに対応して変化する構えであり先をとる構えではないため、必然的に双方の歩幅はやや小さく三歩進むこととなり、結果として手前で切り結ぶことになる、ということだそうです。但しこの回答は個人的な見解であり公的なものではないそうです。

打太刀は八相、仕太刀は脇構えで、刀身の長さがわからず、正面を打つ気持ちで振りかぶりはするが、お互い用心していることから手前で切り結ぶことになるという説明も聞いたことがあります。

完全に納得できる回答ではありませんが、今後、具体的な答がわかりましたらご報告いたします。

以上です。