リンゴの実に、シンクイ蛾という蛾が卵を産み付けると、幼虫がリンゴの中に入って、商品にならなくなってしまいます。そこで、シンクイ蛾が卵を産み付ける前に、紙の袋をかけておきます。大変な作業ですが、こうすることで、農薬を減らすことができます。
(株)名古屋生活クラブでは、リンゴに使われる危険な農薬を減らしてもらう為に、毎年青森県の三上さんの所に、社員総出で袋掛けのお手伝いに行っています。この取り組みを10年以上続ける中で、少しずつ農薬を減らし、ついに有機JAS許容農薬以外は使わないで栽培するようになりました。