TOPMicrosoft Windows【参考】Apple Silicon (M1/M2) 搭載MacでのParallels Desktop for Macを利用したWindows 11の仮想化
最終更新日 : 2023/02/20

【参考】Apple Silicon (M1/M2) 搭載MacでのParallels Desktop for Macを利用したWindows 11の仮想化

【重要】
本文書で案内する内容は、京都大学包括契約で提供されるMicrosoftソフトウェアライセンスの頒布・管理を京都大学生協が担当する期間(2022年度)まで有効です。2023年度からは京都大学による直接管理へ移行します。今後の提供製品・利用方法については大学(情報環境機構または所属部局)からの案内を参照いただき、不明点は情報環境機構のWebフォームを利用してご照会ください。

参考
京都大学 情報環境機構 (2022/03/18)
マイクロソフト包括契約に基づく「Office」等のソフトウェアの提供方法の変更について
https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/whatsnew/information/detail/220318057211.html

お問い合わせ | 京都大学情報環境機構
https://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/inquiry/?q=other


Apple Silicon(Apple M1/M2系チップ)搭載MacでのParallels Desktop for Macを利用したMicrosoft Windows 11の仮想化について、当店(京都大学生協 ショップルネ)の独自検証結果を加味し参考としてご案内いたします。

※Apple Silicon (M1/M2) 搭載MacでのWindows OS利用について、総合的な説明は以下を参照ください。

京都大学生協 ソフトウェアFAQ
【参考】Apple Silicon (M1/M2) 搭載MacでのMicrosoft Windows (OS) の利用(概説)
https://bit.ly/ScoopSwFaq0009

1. Apple Silicon (M1/M2) 搭載MacでのParallels Desktop for MacによるWindows仮想化対応の経緯

Parallels International社はParallels Desktop 16.5(2021年5月リリース)でApple Silicon (M1) 搭載Macへの正式対応を初めて表明しました。

【参考】
Parallels ナレッジベース
Parallels Desktop 16 の概要
https://kb.parallels.com/jp/125053

その後、Parallels Desktop 17(2021年8月リリース)でApple M1搭載MacでのWindows 11仮想化に対応、Parallels Desktop 18(2022年8月リリース)ではApple M1/M2系チップを「Apple Mシリーズチップ」と総称し、いずれも正式サポートすると表明しました。

【参考】
Parallels ナレッジベース
Parallels Desktop 17 の概要
https://kb.parallels.com/jp/125552

Parallels Desktop 18 for Mac updates summary
https://kb.parallels.com/jp/129060

2. 導入検証済み製品の組み合わせ

当店は、以下の組み合わせでMicrosoft Windows 11のインストールとライセンス認証が可能であることを2022年4月時点で独自に検証しました。

  • MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)
  • macOS Monterey 12.3.1
  • Parallels Desktop 17 for Mac
  • Microsoft Windows 11 Enterprise/Professional 21H2 ARM64版 (2022年4月配布ビルド)
  • 京都大学包括契約で提供される上記エディション(Upgrade)のプロダクトキー(MAK)

Microsoft Windows 11 Enterprise/Professional ARM64版のインストールソースは、京都大学包括契約で提供されるボリュームライセンス用のISOディスクイメージを使用します。このディスクイメージはダウンロードサイト( https://dls.s-coop.net/ )で当該ライセンス利用者向けに配布します。

※物理的なインストールメディア(USBメモリなど)の作成は不要です。

※Parallels Desktopが独自に備えるWindowsインストールソースのダウンロード機能については、当店では動作検証(インストール・ライセンス認証の可否確認)を行っておりません。

3. 制限・免責事項

3-1.
Parallels社のナレッジベースには、Windows Insider Programで提供されるWindows 11 on ARM Insider Previewについての記述がありますが、当店では未検証でありサポート(動作確認・情報提供)いたしかねます。

【参考】
Parallels ナレッジベース
Parallels Desktopを使用して、Apple M1チップを搭載したMacに新しいシステムをインストールします
https://kb.parallels.com/jp/125375

Windows Insider Programは開発者向けのテストプログラムであり、一般的な製品同様のサポートは提供されないことをご承知おきください。

3-2.
Windows 10は、Apple Silicon (M1/M2) 搭載Mac上のParallels DesktopではゲストOSとしてサポートされていません。

【参考】
Parallels ナレッジベース
Parallels Desktop for Mac のシステム要件
https://kb.parallels.com/jp/124223#section2

3-3.
Windows on ARM(ARM64環境のWindows)は、ARM64/ARM32/x86アプリケーションの実行が可能です。またWindows 11 on ARMはx64アプリケーションのエミュレーション(バイナリ変換)機能を備えます。

よって多くのWindowsアプリケーションはParallels Desktop for Macで仮想化されたWindows 11 on ARMで動作するものと考えられますが、個別アプリケーション製品の対応(動作可否)について当店では調査・回答・保証をいたしかねます。

【参考】
Parallels ナレッジベース
Apple M1チップ搭載のMacコンピュータ向けParallels Desktopとサードパーティアプリケーションの互換性について
https://kb.parallels.com/jp/128796

以上です。

FAQ番号: 0018
短縮URL: https://bit.ly/ScoopSwFaq0018
初版公開: 2022/12/01 (FAQ:0009を分割し加筆)
編集制作: 京都大学生活協同組合 ショップルネ