Pix4Dmapperは、3つの座標系を取り扱います。
画像プロパティエディタ > 画像ジオロケーション
撮影した画像の座標系と撮影高度を画像から取得し、
ジオイド高で実高度を補正する
*GPSによる位置情報は3m程度の位置誤差が発生します。
また、ドローンの機種によって高度の計測値が大きく異なる事が
しばしばです。
正しい高度を取得していると言えるのであれば、仮想楕円体からの
距離にして(近くのジオイドは32.811)を入力頂けば正確ですが、
ほぼ正しい状態であれば、MSLでEGM96geoidを選択していただいても
支障がないはずです。
正しい高度だと言えない場合は、仮想楕円体を選択頂き、Geoid数値を
加除すると下駄高さですので、初期撮影位置の青色が上下し、見た目を
変化できます。
→ 高さの誤差が極端に大きいと、3次元の復元が間違った
結果になる事があります。GCP/MTPマネージャー > GCP座標系
計測したGCPの位置と標高値をインポートするので、
GCPおよび出力座標系への影響はありません。
*ここでのジオイド値の差は、1の画像の初期位置(青〇)の高低に
影響しますが、1の画像の初期位置高は1で調整します。出力座標系 > 選択された座標系
2のGCP座標系選択を変更すると、出力座標系も一緒に変更されます。
GCP座標系と異なる座標系を指定する場合は、GCP座標系を選択してから
出力座標系を選択してください。
なお、GCP座標系のGeoidだけを変更する場合は、選択の必要はありません。
*GCP座標系と同一であってGeoidだけ数値を変更したとしても
GCPの画像紐づけが行われていれば、結果に影響はでません。
その変化する差はGeolocation Bias値としてレポートに報告されます。