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最終更新日 : 2023/09/07

商品の規格について(「090」や「025」など)


端子の規格について

スクリーンショット 2023-09-07 173120.jpg

規格と呼んでいるのは「040型」や「090型」といった数値です。

基本的にはM(オス)端子の【先端部の横幅】をインチで表したものです。
*例外で日本航空電子(JAE)の一部にM(オス)端子の【先端部の高さ】と言うのもあります。

ノギスなどを使用してサイズを測って、上記表にてmm→インチに変換していただけます。

11650869_o1.jpg

M端子の先端部が2.3mmなので、この端子は「090型」です。

m025-srs-s-jae.jpg

日本航空電子(JAE)の一部の端子は【先端の高さ】を測ります。
高さが0.64mmなので、この端子は「025型」です。

F側(メス)端子からは規格をお調べすることはできません。

「090型の端子を挿入するコネクタ(カプラ)」は「090型コネクタ」
「025型の端子と090型の端子を挿入するコネクタ(カプラ)」は「025-090ハイブリッドコネクタ」と表記しています。


メーカーカタログから検索する方法

端子の規格がわかれば、

住友電装様:https://prd.sws.co.jp/components/jp/

矢崎総業様:https://connector.yazaki-group.com/search_spec.html

のホームページカタログから商品を検索することができます。

しかし、上記で検索しても、検索結果が何も出てこないこともあります。
該当の製品が無いことも理由の一つですが、
全てのコネクタ(カプラ)や端子がメーカーのカタログに掲載されているわけではないからです。

掲載がない場合は、当方でも探すのが困難です。
また、運良く特定出来たとしても、
仕入れロットが大きかったり、依頼主との契約によって販売が制限されている場合があります。
(上記のような事情が、現実に存在しているカプラでも、入手出来ない理由の一つです。)

そうしたことから、掲載が無いカプラや端子の場合は、他の手段をお考え頂いた方が、費用対効果が高いと思います。

運良くいくつか検索結果が出た場合は、一番右端にある「品番」というところに注目して下さい。
この品番が判明したら、仕入れ出来る可能性が非常に高くなります。
(仕入のロットや納期、予算はまた別問題ですが・・・。)

「品番」をクリックすると、より詳細な製品カタログがご覧頂けます。
計測した寸法がカタログと合致すれば特定終了です。

「品番」が複数ある場合、「どれを選べば良いか」、や「どう違うのか」に迷われると思います。

製品により品番は異なりますが、「カプラ」の場合、

・極数の違い
・M(オス)とF(メス)の違い(※)
・色の違い
・材質の違い
・形状の違い

などがあります。

カタログの表をじっくりと見比べて、違いを見つけて下さい。

また、端子の場合は

・使える電線の太さが違う(おおむね3種類くらいあります)
・表面のメッキが違う(金メッキと、すずメッキの違い、など)

の違いがあり、上記2つの組み合わせだけでも、6つの品番が存在します。


(※) コネクタ(カプラー)のM(オス)・F(メス)

そのコネクタ(カプラー)に挿入する「端子」の「M(オス)・F(メス)」の違いで呼んでいます。

M=Male F=Female

M端子が挿入されるコネクタ(カプラー)は「M側コネクタ」と呼ばれ、
F端子が挿入されるコネクタ(カプラー)は「F側コネクタ」と呼ばれます。
コネクタ(カプラー)のロック用の”ツメ”の有無ではありませんのでご注意ください。

リンク先に詳細もございます。ご参考になれば幸いです。
https://www.hi-1000.com/knowledge/knowkapura.htm