TOP飲食店からPRのプロに相談バーの昼営業でスタートするとんかつ店。PRで新規顧客を獲得したい。
最終更新日 : 2020/08/26

バーの昼営業でスタートするとんかつ店。PRで新規顧客を獲得したい。

相談者プロフィール

東京・赤坂でバーを経営中。空いている昼間の時間でとんかつ店を始める。とんかつ店は週1回からスタート、とんかつ店の開業準備中の人が独立準備を兼ねて営業する。

相談内容

チラシ配り+夜のバーのお客さんに宣伝することで昼間のとんかつ店を知ってもらうつもりだったが、新型コロナウイルスの影響で日中付近を歩くのサラリーマンも夜営業のお客さんも激減している。宣伝・広告費をかけずに、PRを通じて集客と店の認知拡大につなげたい。

ZOOM面談

・夜のバーは毎晩日替わりイベントを開催している。お客さんの客層は近隣の方よりもわざわざ足を運んできてくれる人も多い。
・ブランド豚を使用するなど仕入れからこだわっている。
・客として来ていた人がバーの昼営業で店を営業し、とんかつ店開業を目指す部分はエピソード性がある。

プレスリリースの作成

実店舗なので、東京都港区赤坂のローカルメディア、地元の人たちをターゲットに考えました。周辺をリサートしたところ、競合となるようなとんかつ店もありましたが、値段の面では今回の相談者の店の方がリーズナブルでした。「安価だけど本格的である」ことを最大のアピールポイントに、アクセントとして「変わったバーの昼営業で修行中」というエピソードを織り交ぜてプレスリリースを作成しました。また、テイクアクト需要の高まりから、対応していることも明記いたしました。

SNSを活用する

Twitterアカウントでとんかつ店のメニューや食べ物だけでなく、自分の店を持つまでのストーリー性を見せられるようなアカウント運営を提案。Instagramのアカウントはありましたが、更新が滞っていたため再開を検討してもらいました。写真を貼るだけではなく、ハッシュタグを効果的に使っていくようアドバイスしました。また、新たにFacebookページの作成も提案し、設置をサポートしました。

昼営業の展開

とんかつは水曜日のみで、お昼の時間帯で語学カフェなどいくつかの取り組み予定と聞きました。昼営業の認知を高めるには、夜と違う施策を展開していくことを推奨しました。夜営業の場合は遠方からでも足を運んでくれるので「このバーのイベントは面白そうだ」と首都圏に大きくアピールする戦略で問題ない一方、お昼の時間帯は遠方より地元のファン獲得が大切です。赤坂という地域を考慮し、ターゲットになる対象を選定し、ダイレクトに訴求していく戦略が有効になります。

間借り営業について

PRの領域外にはなってきますが、今回は「Bar三代目」の営業範囲内でしたが、間借り営業の場合の許可申請についても一通りお伝えしました。法律面で不備があるとPRすることでマイナスに作用する可能性もあることをお伝えしました。