「かかる稽古」とは、上手の先生に対して、打ち間から真っ向勝負、先生の一番強いところへ先をかけて打ちこんでいく稽古法で、捨て身の打突を習得することを目的としています。
先生の構えが崩れないからといって、先生の弱いところを狙ったり、フェイントやタイミングをはずしたりせずに、ひたすら強いところを攻めて真っすぐ打ち込むことがポイントです。
当然、出ては打たれ、返されの繰り返しになりますが、我慢してこの稽古を続けることで、捨てて打つ機会が見えてくると言われています。
藤原先生(範士八段/広島大学剣道部師範)による「かかる稽古」を解説した動画と国士舘の矢野博志先生(範士八段 76歳)にかかる息子、雅之氏(教士八段 50歳)の模範となる「かかる稽古」の動画をご覧ください。