TOP剣道の礼法について礼式の時の号令は、黙想?瞑想?せいざ?どれが正しい?
最終更新日 : 2017/12/19

礼式の時の号令は、黙想?瞑想?せいざ?どれが正しい?

昔は「姿勢を正して、瞑想(もしくは黙想)」という号令で礼式をしていましたが、いま全日本剣道連盟が推奨しているのは「静座(せいざ)」です。

「せいざ」という言葉に、「正座」「整座」「静座」などの意味をこめて号令をひとつにしようとしているようです。

「黙想」や「瞑想」が間違っているということではありません。

それぞれの言葉の意味ですが、

・「黙想」とは、黙って思いにふけること。
・「瞑想」とは、目を閉じて静かに考えること。
・「静座」とは、心を落ち着けて静かにすわること。
・「正座」とは、礼儀正しくきちんとすわること。

黙想や瞑想の号令には、目を閉じて今から始める稽古、または終わった稽古について思いを巡らせる意味があるようです。
一方、静座の号令には、何かを考えるのではなく、腹式呼吸で下腹部を意識し、無心になることを目指す意味あいがあるようです。

以上です。