基本文型
おVますします
【かんたん文法】
- 話し手自身の行為を低めて、行為の受け手に対する敬意を表す。
2. Ⅰ・Ⅱグループ動詞は「お~します」、Ⅲグループ動詞は「ご~します」の形で謙譲表現になる。
ただし、「掃除します」「洗濯します」「電話します」など、日常生活でよく使われる動詞は、
Ⅲ グループでも「お~します」になるものがある。「ます」の前が 1 音節の動詞は、この形で謙譲語 を作ることができない。
3.「お/ご~します」は、行為の受け手に対して敬意を表す表現なので、受け手が存在しない行為の 場合は使えない。
○お戻りになるまで、ここでお待ちします。
×バス停でバスをお待ちします。
4.「います」「します」「見ます」「あげます」など、特別謙譲語がある動詞は「お/ご~します」の形は使わない。
Ⅲグループの動詞で受け手が存在するものは少ない。
「説明/案内/紹介/用意/招待/挨拶 します」など。動作性の名詞には、「お/ご」を伴って謙譲語になるものがある。
「お電話/お話/ご連絡/ご相談/ご案内」など。
【教えるときのポイント】
・謙譲語が使われる場面では、丁寧語「ございます」が一緒によく使われる。
例文
A:すみません、『敬語再入門』っていう本ありますか。
B:お調べしますので、少々お待ちください。・・・・・・申し訳ございません、在庫がございませんので、お取り寄せになりますが・・・。
A:じゃ、取り寄せお願いします。
B:ありがとうございます。入荷次第ご連絡差し上げます。