基本文型
V辞/Vている/Vたところです。
【かんたん文法】
- 「時間的位置」を表す。ある動作や状況が進行する過程において、現在どの段階にあるかを「ところ」で述べる。
〈直前〉「辞書形+ところ」
ある動作が始まる直前であることを表す。ときを表す「これから」「(ちょうど)今から」 などの表現とともに用いられる。相手を誘うきっかけにもなる。
例)~するところなんだけど・・・。
〈最中〉「~ている+ところ」 何かの行為の最中であることを表す。時の副詞「今」とともによく使われる。
「ている」に接続する動詞は、継続性の動作動詞である。無生物の動きを表す
「雨が降る/風が吹く」や、状態を表す「ある/できる」などの動詞、「持つ/住む/ 知る/結婚する/閉まる/開く/壊れる」などの瞬間性の動詞は使えない。
「今、~の最中である」と自分の状況を説明することで、言い訳や弁解などのニュアンス が含まれる。
例)今~しているところなんで・・・。
〈直後〉「~た+ところ」
ある動作が終わった直後であることを表す。副詞「たった今」などがよく一緒に使われる。
【ワンポイント】
・「ところ」の概念を理解できないことが多いので、勧誘表現と一緒に使うとわかりやすい。
・電話の場面でよく使われる。お互いの状況が見えないので、言葉で説明する必要がある。
・「~ところなんです」の中に、「こういう状況なので、察してほしい」という気持ちが含まれて いることが多い。
例文
A:あっ、田中さん、今からみんなで飲みに行くところなんですけど、一緒にどうですか。
B:実は今日は娘の誕生日で、今からプレゼントを買いに行くところなんです。
A:そうですか。それじゃ、また今度。