TOPその他の業種の事業者からPRのプロに相談デザイン神具をもっと多くの人々に知ってもらうには?
最終更新日 : 2020/07/07

デザイン神具をもっと多くの人々に知ってもらうには?

◎依頼主

静岡県で神棚・神具などの木製製品を取り扱う会社。業界の中でも珍しい、洋風にデザインされた神具をメイン商材としており、グッドデザイン賞も受賞している。

◎課題

現在届いていない20〜30代のライト層にも知ってもらいたい。
「信仰」が強くなくても気軽に生活の中に取り入れてもらえる商品として、手にとってもらいたい。

◎提案内容

■神棚の普及状況
無神教が多い日本国内で、核家族化や新築が増えて「神棚」はどんどん離れていっている。調査によると、新築にあたって神棚を設置しなかった家族は7割以上だった。

■指標
「日本の祈りを変える」
神さまを持たない日本人だが、それでも、神社に手を合わせたことがない人はいない。
節目節目に神社に行くのではなく、日々家で「祈る」ことで心を整える習慣を目指したPRを行なう。

■提案内容
今回は、2方向の提案をさせていただきました。

・PR企画実施
・Instagramを強化すること

■PR企画提案
・化粧をして、祈る
化粧品メーカーとコラボし、毎日する化粧と一緒に、手を合わせる習慣を提案する。
商品と口紅の特別セットなど、ライトなものでも良い。

・花と一緒に、祈る
神具も花瓶使いもできるようにしてインテリア利用者の増加を見込む。

・大切な人へ祈りを送るセット
今回、コロナウイルスにより多くの方々の生活が変わり、今後の不安を抱えている人が周りにも多くいる。神具を購入するときに、メッセージを添えられるサービスをつけて
「祈りを送る」ことを促進するセットをつくる企画。

・はじめての神棚
今年の夏は帰省難民の増加が予想される。遠く離れて活躍する我が子へ向けて、初めて設置する神棚・神具のプレゼントを推進する企画。

◯毎月プレスリリースを出しましょう
記者の方々に「新しい祈りの形に挑戦している面白い会社」と覚えてもらうために、月に1回のプレスリリースにチャレンジしてみましょう!
一度の企画で爆発的に取り上げてもらうより、定期的に取り上げてもらえる関係性づくりが大事です。新商品リリース以外にも、チャンスは何回もあります。

■Instagramを強化する
①見た目を統一して、世界観を作る
今バラバラになっている見た目の統一感を作ることで、「フォローしたくなる」アカウントづくりを目指す。

②生活の中で読みたくなる文章を提供する
現在の発信内容が広告的なので、まるで「友達」の文章かのように、読みたくなる投稿内容づくりを目指す。

◎結果

上記の提案内容に加えて、PRの基本の考え方についてもお話をさせていただきました。これまで触れたことのない世界ということもあり、大きな発見があったようで大変ご満足いただきました。特にInstagramは「すぐに挑戦します!」と意気込んでくださいました。

その後、「はじめての神棚」企画を実施してみたいということで、改めて企画を詰めて提案させていただきました。4MEETSを通して、PRを知るきっかけになったいい事例になったのではないかと思います。