TOPその他の業種の事業者からPRのプロに相談対面メインだった料理教室をオンライン開催したい。興味を持ってもらうには?
最終更新日 : 2020/07/27

対面メインだった料理教室をオンライン開催したい。興味を持ってもらうには?

ご相談者樣プロフィール

大阪で料理教室などの食育事業を展開している。

主催者は中学生時代からのダイエット経験をきっかけに管理栄養士に。これまで大人向けの食事相談を3,000件以上実施してきた。

心身ともに健やかな生活をくるための技術として、健康的な食生活の送り方を啓蒙している。

ご相談内容

これまで対面をメインとしてきたが、コロナ禍によって難しくなったため、非対面の事業に乗り出したい。

具体的にはこれまでの食育事業で培ってきた実績を活かし、ZoomやLINEなどの通話サービスを利用した「オンライン料理教室」を実施したい。

これまでさまざまな新規事業を手掛けてきたが、毎回広報・集客面で苦労している。食生活を考える人々に注目してもらいたい。

ご提案

料理教室、ダイエットメニューという分野はすでに同業他社が多く存在するため、テーマそのものに加えて「アプローチの斬新さ」や「(主催者、参加者の)意外性」という要素が肝になってくるかと思います。

逆にいえば、真面目そう、カタそう、学校みたい…というような、世間一般に抱かれている「料理教室」「ダイエット教室」に対するイメージをひっくり返すようなアプローチができれば、注目される要素は非常に大きいと思います。

これを踏まえて、以下のアイデアをご提案させていただければと思います。

(1)「日本初! ジャンキー上等なダイエット教室?!」

「これまで食べてきたものを、もう食べちゃいけないと言われるんじゃ…」
「自分にとって快感だったことを我慢しなければいけないんじゃ…」
「『窮屈な食生活』を送り続けなければいけないんじゃ…」

多くの人が「痩せたいなぁ」と思いつつ、ダイエットをためらう理由というのはこうしたところではないかと思います。怠惰な食生活でブクブク太るか、ブートキャンプに入隊してしごかれまくって痩せるか、という2極なのではないかと…。

ダイエットという言葉が持つ「矯正感」をあえて脱して、まずは遊園地の面白いアトラクションに参加するような楽しさを演出するのはいかがでしょうか。

たとえば…

  • 深夜12時オープン!家族が寝静まった真夜中にこっそり参加するリモート料理教室
  • ジャンキーなものも食べてOK!食べた後にカロリーを帳消しにできる料理教室
  • ストレスをカロリー燃焼につなげちゃう!燃焼系料理が学べる料理教室
  • 朝ガバッと起きれる!落ち込みにくくなる!最強のワタシ実現ごはん教室

など…。

あくまでアイデアですので、実際に実施可能かどうかはご相談が必要と思いますが、タイトルを見た瞬間「え、そんな料理教室があるなら参加したい!」と思わせたらこっちのモノです。

参加の足かせになりやすい「人間の業」を早々と肯定してしまい、この講座に参加することで、具体的にこんなにいいことがあるんだ!こんなにテンションあがるんだ!というイメージを頭の中に描いてもらうコンセプトをご提案します。

(2)これ「だけ」あればいい!あえての「1点コンセプト」

ヒアリングをさせていただくなかで、「参加者の方が材料をあらかじめ用意しなければならず、障壁となっていた」というお話を伺いました。

あれもしなきゃ、これもしなきゃ…という要素を少しでも減らし、「コレさえあれば大丈夫!」という“1点モノ”のコンセプトを押し出すと、関心を持ってくれる人がグッと増えるのではないと思います。抽象的な表現ですが、コンビニでサプリを買うような気軽さでオンライン料理教室に参加してくれるようになれば、リピーターもぐっと増えそうですよね。

たとえば…

  • キャベツひと玉あればいい!体の中の余計なものをごっそり落とすダイエットメニュー
  • ごま油だけもって集合!良質な油で脂肪を燃やしやすくするレシピ
  • 1日1コだけ達成すればOK!気づくと痩せてる30日ダイエットカレンダー

などなど…。

精神論ではなく、自分たちの暮らしに部品として適用できる「仕組み・タスク」としてオンライン料理教室を展開できれば、これまで敬遠していたような層の人々にも関心が広がり、なおかつ「先日の講座が面白かったから、今度はこちらの講座を…」と、リピート顧客を得ることもできそうです。

まとめ

余談ですが、いまは「とにかくホメまくる自動車教習所」というのが大人気だそうです。怒られるというイメージを排し、参加しても否定されないというイメージを与えるだけで、参加へのハードルは事実、ぐっと下がることがわかります。

ダイエットにおける「でもでもだって」の要素をひとつずつ解決し、「これだけあれば」「これさえやれば」の細かなパーツに分ける、そして「こんな自由なダイエットの楽しみ方があるんだ!」という、これまでにない斬新なダイエット方法を打ち出し、新たなジャンルの第一人者となれば、多くの認知を集めることができるかと思います。

一人でも多くの方々に選んでいただける場となることを願っております!