良くある質問に、「は」と「が」はどう違うのですか?、というのがあります。
日本人が当たり前に使い分けているからこそ、すぐに説明できる人はいません。
これは、ベテランの日本語教師でも同じです。
調べて理屈を説明することは出来ますが、その説明の日本語を理解するのは生徒に高いレベルが必要なので、悦明だけですぐに理解させるのは難しいです。
その他にも、当たり前すぎていざ説明しろと言われると難しい質問はたくさんあります。
「さあ」と「まあ」って、どんな時に使うんですか?
「かしら」って何ですか?
例)「どうしてなのかしら」
「かんじ」と「かたち」って、どう使いますか?
例)「こんなかんじで~」「こんなかたちで~」
上司に「よ」って使ってもいいですか?
例)「そんなことないですよ」など
「ぞ」って、何ですか?
例)「行くぞ」
などなど。。。
こういう説明は、「養成講座で習う」でもなく、「日本語学校で教える」でもなく、「どうやって教えるか」自信がある教師もあまりいません。
不自然にならないように使い分けることが出来るには、生徒が実際に使ってみるなかで、不自然でなくなるまで先生が間違えを指摘して、その都度正しく直すのも一つの方法です。
「習うより慣れろ」、という方法では、会話のレッスンではどんどん相手に間違えさせてあげるようにするのも先生の役割です。